プリズム
ニーズは時代とともに変化
シンプレクス・インスティテュート 代表取締役 伊藤祐輔氏
 
2004年10月15日 ニッキン(14面)掲載記事  PDF
シンプレクス・インスティテュート(本社:東京、資本金2億円、従業員3人)は、コンピュータ上の仮想市場を利用した投資教育を提供する会社。「画面上に現れるニュースに基づいて、仮想企業の株式を取引することで、ゲーム感覚で投資の勉強が可能。複数人が同時参加できるのも特徴だ」と語る伊藤社長。
 
同社の事業は、仮想市場を利用した研修業務と仮想市場システムの販売。研修事業は、講義を挟みながらの集合研修方式で、リーマン・ブラザーズ証券の新人研修を始め、国内外の大手証券会社で実績がある。04年春から開始したシステムの販売は、東京証券取引所が第1号。東証では、見学者向けの無料体験コーナーで提供されている。また、個人向けのスタンドアロン版も開発中で、近日発売予定だ。
取引金融機関は、みずほ銀神谷町支店。金融機関には「人員削減などで大変な努力をしている」と評価する。ただし、「窓口対応などは昔のままだ。商品や顧客ニーズは時代とともに大きく変化している。人が減った分、残った行員は変化に対応し、生産性を上げていくべきだろう」と苦言も。

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